ANAマイルを貯めるクレジットカードの中で年会費無料クレジットカードとして最強だった「エクストリームカード」がついに2017年6月新規入会受付終了してしまいました。
そしてさらに2017年9月からは既存のエクストリームカードもリーダーズカードへ強制変更となり、エクストリームカードは完全死亡。マイル還元率1.125%と全然マイルが貯められないカードになってしまいます。
年間300万円も利用しない陸マイラーにとっては最強クレジットカードだったと思っていたのですが、本当に残念です。
そこで、現在あるマイル還元率が高いクレジットカードでどのカードが一番コストパフォーマンスが良いのか調べてみました。色々と調べてみましたが、最強のコストパフォーマンスを発揮するカードは「ANA VISA Suicaカード」だと私は思います。
ANA VISA Suicaカードについては下記をご覧ください。
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ANA VISA Suicaカードをお得に申し込む方法とマイル還元率・年会費の裏ワザを紹介【2022年7月】初年度年会費無料+1,500マイルがもらえるチャンス!
ANAマイルを貯める上で年会費も低くマイルを貯めやすいこのカードですが、 マイル還元率は最大の1.35%にする為にはいくつか条件がありますので、マイル還元率を上げる方法と年会費を抑える方法も紹介してい ...
このブログでは、カード費用1円で獲得できるマイルを「マイルコスト値」として比較できるようにしました。ちなみに最強のマイル還元率を誇る「ANA VISAワイドゴールドカード」との比較しています。参考にしてみてください。
ANA VISAワイドゴールドカードについては下記をご覧ください。
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初年度の場合、マイルコスト値はどうなるのか
基本条件は以下とした場合の比較です。
- マイペイすリボの利用
- WEB明細書サービスの利用
- ソラチカルートの利用
ANA VISA Suica | ANA VISAワイドゴールド | |
年会費 | ¥751 | ¥9,500 |
マイル還元率 | 1.41% | 1.41% |
獲得マイル(50万円時) | 7025マイル | 7025マイル |
獲得マイル(99万円時) | 13909マイル | 13909マイル |
獲得マイル(100万円時) | 14050マイル | 14050マイル |
獲得マイル(299万円時) | 42009マイル | 42009マイル |
獲得マイル(300万円時) | 42150マイル | 42150マイル |
マイル移行手数料 | \6,000(交換時) | 無料 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(50万円時) | 1.04 | 0.74 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(99万円時) | 2.06 | 1.46 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(100万円時) | 2.08 | 1.48 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(299万円時) | 6.22 | 4.42 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(300万円時) | 6.24 | 4.43 |
上の表で注目して欲しい点は、ANA VISA Suicaカードのマイルコスト値がANA VISAワイドゴールドカードを超えているところです。
そりゃそうです。ワイドゴールドカードは年間9500円かかるところ、同じ獲得マイルなのに、年会費751円+マイル以降手数料6000円=6751円で済むから当然です。
マイルに移行するのを2年に1回、または3年に1回にするとさらにコストパフォーマンスは高くなります。
翌年からはどうなるか?
三井住友VISAカードは前年度の利用額によってランク分けされ、もらえるボーナスポイントに差が付きます。ここからはステージ別に比較してみましょう。
昨年度利用が50万円以上99万円以下の「V1」の場合
基本条件は以下とした場合の比較です。
- マイペイすリボの利用
- WEB明細書サービスの利用
- ソラチカルートの利用
昨年度利用額50万円以上99万円以下(ステージV1) | ANA VISA Suica | ANA VISAワイドゴールド |
年会費 | ¥751 | ¥9,500 |
マイル還元率 | 1.45% | 1.48% |
更新ボーナスマイル | 1000マイル | 2000マイル |
獲得マイル(50万円時) | 7227マイル | 7430マイル |
獲得マイル(99万円時) | 14274マイル | 14638マイル |
マイル移行手数料 | \6,000(交換時) | 無料 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(50万円時) | 1.21 | 0.99 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(99万円時) | 2.26 | 1.75 |
さて、上の表で注目して欲しい点は、マイル還元率と更新ボーナスマイルです。
2年目からは2つのカードのマイル還元率に差が付きます。最終的にANA VISAワイドゴールドカードは最大の還元率は約1.65%まで到達します。
そして通常カードは更新時に1000マイルをボーナスマイルとしてもらえるところ、ゴールドカードは2000マイルもらえます。
さすがに高い年会費を払うので、ここからはワイドゴールドカードの方が獲得マイルが多くなってきますが、99万円の利用時でも獲得マイルの差は364マイル+ボーナスマイルの差が1000マイルで、1364マイルしか差がありません。
もちろんマイルに移行するのを2年に1回、または3年に1回にするとさらにコストパフォーマンスは高くなります。
昨年度利用が100万円以上299万円以下の「V2」の場合
基本条件は以下とした場合の比較です。
- マイペイすリボの利用
- WEB明細書サービスの利用
- ソラチカルートの利用
昨年度利用額100万円以上299万円以下(V2) | ANA VISA Suica | ANA VISAワイドゴールド |
年会費 | ¥751 | ¥9,500 |
マイル還元率 | 1.47% | 1.59% |
更新ボーナスマイル | 1000マイル | 2000マイル |
獲得マイル(100万円時) | 14657マイル | 15003マイル |
獲得マイル(299万円時) | 43771マイル | 45533マイル |
マイル移行手数料 | \6,000(交換時) | 無料 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(100万円時) | 2.32 | 1.79 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(299万円時) | 6.63 | 5.00 |
ここで注目する点はそれほどありませんが、マイルコスト値も高くなって来た事がわかります。
獲得マイルの差も1762マイル+ボーナスマイルの差が1000マイルで、2762マイルの差がついてきました。もし毎年マイルへ移行している場合では、金額差が2749円なので納得できるレベルでしょうか?
もちろんここでもマイルに移行するのを2年に1回、または3年に1回にするとさらにコストパフォーマンスは高くなります。
昨年度利用が300万円以上「V3」の場合
基本条件は以下とした場合の比較です。
- マイペイすリボの利用
- WEB明細書サービスの利用
- ソラチカルートの利用
昨年度利用額300万円以上(V3) | ANA VISA Suica | ANA VISAワイドゴールド |
年会費 | ¥751 | ¥9,500 |
マイル還元率 | 1.59% | 1.65% |
更新ボーナスマイル | 1000マイル | 2000マイル |
獲得マイル(300万円時) | 45795マイル | 49440マイル |
マイル移行手数料 | \6,000(交換時) | 無料 |
マイルコスト値(獲得マイル÷利用費)(300万円時) | 6.93 | 5.41 |
さて、年間300万円を超えるとANA VISAワイドゴールドカードが最高還元率は約1.65%に到達します。ここまで来ると、獲得マイルの差も3645マイル+ボーナスマイルの差が1000マイルで、4645マイルの差となり、もし毎年マイルへ移行している場合でも、金額差が2749円なので十分納得できるレベルだと思います。
しかしながら、マイルコスト値ではANA VISA Sucaカードが常に高い数値を示しています。
冒頭でも言いましたが、これは毎年マイルへ移行した場合なので、マイルに移行するのを2年に1回、または3年に1回にするとさらにコストパフォーマンスは高くなります。
従来のエクストリームカードのように実質無料での運用は難しいですが、マイペイすリボとWEB明細書サービスを正しく利用する事で、エクストリームカード以上のマイル獲得とコストパフォーマンスを発揮できる事がわかりました。
しかし、実際のところマイルだけでクレジットカードを判断する訳にもいかないのも事実です。ゴールドカードを保有していない人には海外旅行保険など、ゴールドカードならではのメリットも数多くあります。そこまで含めて検討する事が大事だと思います。個人的には1枚はゴールドカード以上のクレジットカードを保有していた方が良いと思います。
利用するソラチカルートは
通常ポイントはもちろんそのままANAマイルへ交換してください。
ボーナスポイントは「ワールドプレゼント(VISA)」→「Gポイント」→「LINEポイント」→「メトロポイント」→「ANAマイル」が実質81%で交換可能なルートとなります。
GポイントからLINEポイントへの交換には交換手数料5%が必要です。しかし、「交換手数料還元サービス」で何か案件をこなせば5%分は還元されるので実質81%としています。
まとめ
- マイルをより多く貯めたい場合は、ANA VISAワイドゴールドカード
- コストを抑えてマイルを貯めたい場合は、ANA VISA Suicaカード
- 海外旅行を踏まえると1枚はゴールドカードも必要