ANAマイルは特典航空券に交換して利用する事が一番お得な使い方ですが、ANA SKYコインとして利用することもできます。では、ANAスカイコインはどのように利用する方法が一番お得なのか?を説明していきます。
ANA SKYコインとは
ANA SKYコインとは、ANAの航空券やANAのツアー料金の支払いに10コイン単位(10円相当)で利用できる電子クーポンです。1マイル=1コインで交換が可能ですが、所有しているANAカードや会員ステータスによって交換率が上がり、最大で1マイル=1.7コイン(1.7倍)となります。
特典航空券を利用して飛行機に乗った場合、搭乗マイルとプレミアムポイントはもらえませんがANA SKYコインを利用して飛行機に乗った場合は、現金と同じ扱いなので搭乗マイルもプレミアムポイントももらえます。
ANA SKYコインを利用するシーン
- マイルをSKYコインへ交換して航空券代金やツアー代金の支払いに利用
- 特典航空券はプレミアムポイントが付かないので、マイルをSKYコインに交換して航空券代金やツアー代金の支払いに利用(スカイコインはSFC修行時の支払いにも利用可能)
- マイルの有効期限が近づいてしまったので、とりあえずの有効期限の延命策でマイルをSKYコインへ交換
上記のような理由からマイルをANAスカイコインに交換することが多いと思います。
誰でも簡単に1.6倍の交換率が可能になるANA VISAワイドゴールドカード
最大交換率の1.7倍になる為には、会員ステータスが「ブロンズサービスメンバー」以上の資格が必要です。しかし、ブロンズサービスメンバーになる為にはANA利用分で30,000プレミアムポイントが必要になります。30,000プレミアムポイントを取得する為には、毎年羽田⇔那覇を11往復以上で取得できます。
しかしそんなに乗らなくても、ANA VISAワイドゴールドカードを持っているだけでSKYコインへの交換が最大で1.6倍になります。
ANA VISAワイドゴールドカードはマイル還元率だけでなく、このような視点からも陸マイラーに人気のクレジットカードです。
マイルからANA SKYコインに交換する場合は、必ず50,000マイルを超えるように交換してください。例えば、210,000マイルを交換する場合は160,000マイルと50,000マイルの2回に分けてください。200,000マイルと10,000マイルで交換してしまうと、10,000マイルが1.2倍の交換率になってしまいます。
ANA VISAワイドゴールドカードについてはANAゴールドカード入会前にチェック!お得なキャンペーンや年会費の割引方法を紹介!をご覧ください。
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ANA SKYコインと特典航空券ではどちらが得なのか?(国内線の場合)
特典航空券とANA SKYコインで沖縄へ行く場合はどちらが得なのか比較してみましょう。
国内線の羽田⇒沖縄の特典航空券を利用する場合は、レギュラーシーズンで片道9,000マイルが必要です。9,000マイルを上記の条件でスカイコインに換算すると1.6倍になるので、14,400円分のスカイコインになりますが、羽田⇒沖縄間では搭乗マイルがおよそ738マイルもらえるので、実質9,738マイル=15,580円の航空券代金と同等になります。
要するに購入予定の航空券が片道15,580円以内であればマイルをスカイコインに交換してスカイコインで航空券を購入する方がお得です。もちろんプレミアムポイントもつきます。
羽田⇒沖縄 11月18日土曜日に利用する場合
11月18日の航空券運賃は、スーパーバリュー利用の13:15~16:05の便が最安値で15,460円でした。と言う事は、この便に乗りたい場合はマイルをスカイコインに交換して利用した方が若干お得です。
その他の時間の便に乗りたい場合は、15,580円を超えているので特典航空券を利用した方がお得だという事です。
ANA SKYコインと特典航空券ではどちらが得なのか?(国際線の場合)
ハワイへ行く場合はスカイコインと特典航空券のどちらが得なのでしょうか?比較してみましょう。
国際線の羽田⇔ハワイ(ホノルル)の特典航空券を利用する場合は、往復40,000マイル+燃油サーチャージが必要です。40,000マイルを先ほどと同じ条件で1.6倍でスカイコインにすると、実質64,000円分の航空券になります。
羽田⇒ハワイ(ホノルル) 11月18日土曜日~11月22日水曜日に利用する場合
特典航空券を選んだ場合の費用は下記の通りでした。
40,000マイル+燃油サーチャージが46,280円なので、この場合40,000マイルをスカイコインに換算⇒64,000円分+燃油サーチャージ46,280円=110,280円でハワイへ行ける計算になります。
次は、普通に往復航空券を買う場合を見てみましょう。
該当の航空券運賃は159,940円でした。
この価格をスカイコインで支払う場合には、99,963マイルが必要です。羽田⇔ホノルル間では搭乗マイルがおよそ3,830マイルもらえるので、実質96,133マイルが必要という計算になります。
と言う事は、この場合にはマイルを特典航空券にして利用した方がお得です。
国際線の場合は多くの場合には、特典航空券を利用した方がお得です。しかし特典航空券の利用枠は限られているので、特典航空券が取れなかったときにはスカイコインを利用するという選択肢もあるという事を知っている事も大事です。
国際線特典航空券よりもお得にスカイコインを利用して旅行に行く方法
マイルは国際線の特典航空券に交換するのが一番お得ですが、航空券と宿泊がセットになったツアーを利用する場合にお得なツアーがある場合があります。
例えば、下のような「旅作」海外ダイナミックパッケージを見てみましょう。
香港3日間をスカイコインで行く場合は得なのか?
香港への特典航空券は、往復20,000マイルなのでスカイコインにすると1.6倍で32,000円になります。羽田⇔香港間では搭乗マイルがおよそ3,646マイルもらえるので、実質23,646マイル=37,833円と同額になります。
旅行代金が39,800円なので、特典航空券を利用するマイルと同じくらいでホテルや燃油サーチャージが含まれている訳ですから特典航空券を利用するよりもスカイコインを利用して申し込んだ方がお得です。
シンガポール3日間をスカイコインで行く場合は得なのか?
シンガポールへの特典航空券は、往復35,000マイルなのでスカイコインにすると1.6倍で56,000円分になります。羽田⇔シンガポール間では搭乗マイルがおよそ6,624マイルもらえるので、実質41,624マイル=66,598円と同額になります。
旅行代金が42,800円なので、特典航空券を利用するよりも少ないマイルでホテルや燃油サーチャージが含まれている訳ですから特典航空券を利用するよりもスカイコインを利用して申し込んだ方がお得です。
これはかなりお得なツアーです。実質20,126マイルで航空券+宿泊ができます。
ニューヨーク5日間をスカイコインで行く場合は得なのか?
ニューヨークへの特典航空券は、往復50,000マイルなのでスカイコインにすると1.6倍で80,000円分になります。羽田⇔ニューヨーク間では搭乗マイルがおよそ13,446マイルもらえるので、実質63,446マイル=101,513円と同額になります。
旅行代金が99,800円なので、特典航空券を利用するよりも少ないマイルでホテルや燃油サーチャージが含まれている訳ですから特典航空券を利用するよりもスカイコインを利用して申し込んだ方がお得です。
これもお得なツアーです。実質48,929マイルで航空券+宿泊ができます。
このように、スカイコインを利用するとかなりお得に海外旅行へ行くことができる場合があります。ANAマイルもANA SKYコインも上手に使う事で旅の幅が広がります。
まとめ
- スカイコインは航空券代金の支払いや、ツアー代金に利用できる。
- ANA VISAワイドゴールドカードを所有しているだけで、1マイル=1.6スカイコイン(1.6倍)で交換ができる
- 国内線はスカイコイン、国際線は特典航空券がお得。
- 「旅作」などお得なツアーではスカイコインの方がお得なケースがよくある。
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